二百三高地

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1980年(昭和55年)公開 本編3時間4分(二部構成)

仲代達矢(乃木希典)森繁久彌(伊藤博文)丹波哲郎(児玉源太郎)三船敏郎(明治天皇)あおい輝彦(小賀武志)新沼謙治(木下九市)湯原昌幸(梅谷喜久松)佐藤允(牛若寅太郎)夏目雅子(松尾佐知)野際陽子(乃木静子)他

小学5年か6年のころ映画館で観たこの作品を改めてHuluで息子と見ました。

映画館で見たときは本当に衝撃的だったのを思い出します。子供ながらに戦争の無残さや悲しみを感じ、3時間釘付けになり、一緒に行った父に頼んで、2回見ました。

前編と後編に別れているこの映画は途中で、さだまさしの『防人の歌』が流れます。
いっぱい泣いたのを思い出しました。

ところが、この映画は公開当時、戦争を肯定しているとかなり批判を浴びました。

改めて見ても、私には戦争を肯定している映画とは思えませんでした。
あの時代を背景に、事実に基づいて映画にすれば、自ずと内容はこのようになるのだと思います。

だって、そんな時代だったんです。怖いことですが、この映画を批判した人も、あの時代戦争を始めた人も一方向の情報を取り上げ、その考えに執われる事に関しては同じ種類の人な気がします。

さて、映画ですが、私はいい映画だと思います。歴史を取り上げ、事実とエンタメを混ぜ合わせると、かなりの確率で駄作になります。

時系列や人物像などに縛られ、間延びした演出になりがちだからです。

とは言え3時間の大作を二度見る小学生より、途中で寝落ちしたチャー坊の方が令和の時代には普通です。もっと面白い映画もいっぱいあるので。

でも、私は、ぜひこの映画を皆さんに見て欲しいんです。

第二次世界大戦の映画はいっぱいありますが、日清日露戦争の作品は少ないんです。
そして、なぜ、日本は第二次世界大戦で惨敗するまで突き進んだのか、ロシアやアジアやアメリカとの関係は、なぜ今の関係性なのか、その根本が感じられるはずです。

そして、今だからこそ、明治に行きた人たちがどんな日本を目指したのかを知ることは意味がある気がします。

テレビの報道が右と言えば右!左と言えば左!明治のあのころと日本は変わっていないのかもしれない。
色々な考えがあっていいんです。自分でしっかりと考えたのならば。

二百三高地で振られた国旗は日の丸でした。

この映画を見て、今を生きる私たちが何を思うのか。自分ならどう生きたのか。少しの時間思いを馳せてみませんか。

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